2012年4月28日土曜日

持ち家か賃貸かあらためて考えた話

四月は固定資産税の催促がくる月ですね。
で、次は自動車税。
間にゴールデンウィークがあって、でもそんなわけでうかうか財布の紐を緩めるわけにはいかないのです。

前々からうすらうすらと言われていたことなのですが、去年の震災以降はっきりと言われるようになったコトに「家を持つことにもう価値なんてないんじゃないか」問題があると思うんです。

あの日、新築が午前中に完成し、持ち主に引き渡されたその午後に津波で流されちゃった。なんてお話もメディアで見聞きして、もう聞いただけで辛くなったりしました。

何があるか解らない上に、土地の価値なんてどんどん下がってるわけです。

「いつかは一国一城の主に」なんていうのは、バブルの頃に不動産やゼネコンがメディアとコラボって善良な市民に金を使わせるために発信した物語であって、ぼくの上司にも「住みにくくてしかたないボロボロの我が家。子どもは全員出て行って空き部屋だらけ。そんな我が家もやっとローンの完済が見えてきた。」なんて言われてる方もいらっしゃいます。そんなのは辛すぎます。まあ、その上司のかたはとても気さくな方なので「ローンが住んだらダイナマイトで派手に爆発させてやろうかと思ってる。」なんて言われてますが。素敵。


月7万くらいのローンなら、家賃と一緒。
掛け捨てするくらいなら後にちゃんと家と土地が残る方が良い。

というのはもう説得力ないと思うんです。

言い換えれば、賃貸は住んだ分だけ月割りで最新設備に住めるということです。
転勤やら近所の環境、子どもに通わせたい小中学校までの距離とかとか。
借金という人生の大きなリスクも背負わないとか結構なメリットですよね。


なのでぼくは今、家を持つために一番大事なモチベーションは「自分が自分のペースで自由にカスタマイズして楽しむ空間が欲しい」って気持ちなんじゃないかな?と思うんです。

子どもの頃にミニ四駆を改造してたあの気持ちです。

だから、家を建てるならなるべくフラットな箱みたいな方が良いと思う。
で、ちょっとだけ自分らしさが出るアクセントがある感じ。

そして死ぬまであちこちいじり続けるのですよ。
自分にとって最高の家になるように。
それこそ、ダヴィンチがモナリザを死ぬまで加筆修正してたように。
そしたら、自分が死んだ後自分にとって最高の傑作になるわけです。カッコいい。

まあ、自分が死んじゃったらその土地は後の人たちにとってイイように使ってもらえれば良いんだけど。

そんなコトを思いながら、今月もローンに苦しむぼくなのでした。
以上、ローンに苦しむ自分を慰めるための考察でした。

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