2012年4月15日日曜日

ホリエモンさんの本を何冊か読んだ。

当時、テレビにガンガンに出てた頃ホリエモンは凄く悪い人に思えたんですよね。例に漏れず。で証券取引法違反の疑いがもたれたときなんて「まえまえから怪しかったけど、やっぱり悪いヤツだった!」みたいな、そんな報道だったように思うんですよね。ぼーっと眺めてたぼくは、あーホリエモンて悪いヤツなんだ。と思ったもんです。

一番印象的だったのは、どこかの報道番組のコメンテーターが「額に汗水垂らさずにお金を生み出すなんて悪だ!」と断言してたことです。

これ今思えば、額に汗水垂らしてやる仕事って、どんどん派遣になったり機械と外国人にとられちゃったりでまずいことになってる気がするんですが。

それはさておいて、去年実刑が確定してみて、その時は「いや、実はそんなに悪い人でもないんだよ」みたいな報道のされ方を一部していて、それは直前に起きた3.11の震災と原発事故が発端で「メディアと官邸の情報ってちょっと怪しいよね」な雰囲気の影響もあったんだと思うんです。

それで実際はどうだったのか知りたくなって、ホリエモン関連の本を読んでみようかなー。という気持ちになった次第です。


今読んだのはコレコレコレ

で感じたことは、ホリエモンはとにかく今の日本の制度の矛盾というか無駄というか、不合理な部分が気になる人だということ。
フジテレビを買収しようとしたのは、マイノリティが声を上げられるネットをもっと一般にひろく広めるための入り口にテレビを使いたかったからだということ。
政界に進出しようと思ったのは、公務員制度改革を骨抜きにせず、国民にとって幸せなものにしようと思ったからだということ。
たまに感じる変な行動(失礼!)が、なんだかエジソンとかピカソとかスティーブ・ジョブズの伝記で書かれるエピソードに印象が似てること。

て感じ。

去年の実刑判決は、なんとなく、これからの日本にとってよくないコトの前例になっていくんじゃないかって気がしています。今の日本の閉塞感に風穴をあけようとすると「現状維持」の大きな力が、粗を探して粗を補強して罪にして社会から抹殺する仕組みがあるんじゃなかろうか。みたいな気になってくる。

今度は、第三者がホリエモンがしたことは「悪だった」と書いている本を読んで冷静に眺めてみたいなあ、と思っているところです。

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