フランス映画って子どもの頃見たら意味が分からないじゃないですか。(ぼくだけだったのかもしれないけど)
情緒的な心理描写やら文学的なセリフ回し、そして美的な画面表現なんて子どもには難しすぎるわけですよ。
それが、ある程度大人になってくると、だんだんとわかるようになっていく。
ぼくは最初に見て衝撃を受けたのが「フェアリーテイル」というオムニバスの3部作映画の3作目、「Le dernier chaperon rouge」という映画でした。邦題で「最後の赤頭巾」。たまたまテレビでやってたのを見たってスンポーなんですよね。
主演はエマニュエル・べアール。
ざっとあらすじをいうと、
大勢の赤頭巾ちゃんたちが宇宙船で移民してたんだけど、次々と死んでいき、最後の1人になったエマニュエル赤頭巾ちゃんがある星に漂着するのだけど、その星には老婆となり足が不自由な赤頭巾さんがいて、若くてキレイな赤頭巾の足を探していて、エマニュエル赤頭巾ちゃんの足を狙う、というサイバーでファンタジーでグロテスクでアートな映画でした。(うろ覚え)
ただグロテスクなんではなく、あとからじわじわと心に刺さってくるような造形のデザインにカラフルな配色のキャラクターたち、そして不思議な音楽に乗せて登場人物たちが歌うように会話をするんです。つまりミュージカル風。そして、不気味なカメラワーク。
で、ぼくはえらく衝撃を受けたわけなんですよね。
それまで、邦画とハリウッド映画しか知らなかったので。
これがフランス映画か!!
と。
というわけで、この映画を見たちょっとあとに見たアメリにドハマリしたのでした。
そんなぼくとフランス映画の物語。
日本ではDVDの販売はされてないみたい。
でも、さすがIT時代。ユーチューブで検索かけたら一発でした。
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