2012年3月25日日曜日

楽しく働いてることを子どもに見せたほうが良いと思う

「下流志向」という内田樹さんという方が書いた本を以前読んだことがありまして、ぼくはこの本の内容がかなり目からウロコな印象だったんですね。

学生が勉強しなくなったことについて言及してる本なのですが、子どもたちは意欲がないから勉強しないんじゃなくて、積極的に「勉強したくないです」という意思表示をしてるっていう説なんです。

じゃあなんで勉強したくないかっていうと、大人になりたくないから。

なんで大人になりたくないかっていうと、大人はしんどい思いをして自分でお金を稼がないといけないから(子どもなら小遣いがもらえるから)ということなんだそうです。


そりゃそうか、ネット上のあちこちの書き込みで子どもたちは「仕事だるいですしんどいですマジ地獄です」という書き込みを目にしてるんだろうと思うんです。

大人たちがネット上に吐いた仕事の愚痴。
大人としては、そうやって飲み屋やウェブ上で仕事の愚痴をこぼしてストレスを発散してまた「頑張るぞ」という気持ちを復活させてるんですが、そのためにウェブ上に置き去りにされたネガティブな感情は文字列としてずっとウェブに保管され続けることになるわけですね。


というわけで、ぼくも一児のパパとして働くことに対するポジティブなイメージを子どもに持ってもらわないといけない。そのためには、ぼくが楽しく活き活きと働いてる姿を見せてやらねばならない。働いてるところはなかなか難しいので、「今日もやったるで!」という顔で出勤し、「おれはやりきったで!」という顔で帰宅しよう。そうすることで子どもに「ああ、働くって楽しいことなんだな。ぼくも大人になったら仕事したいな」と思ってもらえるように頑張る。

つまり、仕事で使うために買ったiPadは、子どもの将来への投資であり、決して無駄遣いではないのであった。

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